耐震診断・補強サービス(建築関係・耐震診断)の紹介

耐震診断・補強

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ご契約までの流れ

平成23年3月11日、午後2時46分に東日本大震災が発生しました。皆様も何らかのかたちで、大地震の経験をされたと思います。お住まいの耐震性能に不安をお持ちの方、お悩みの方、耐震診断をうけてみたい方、当社に気軽にご相談下さい

お住まいの各行政庁において、耐震診断・耐震改修工事の助成制度が確立されております。
相談の際、ご住所をお知らせ頂ければ、助成制度や簡単な地盤に関する情報をご提供します。
東京都港区では震災に強い街づくりを目指して、木造耐震診断を無料で行っています。
港区にお住まいの方には、無料耐震診断の対象建物であるか、確認の上関係書類をご用意いたします。
当社にて代行申請等、お手伝いさせて頂きます。

一般のお客様港区にお住まいのお客様

01お問い合わせ

01-2港区

内容を審査し、決定者には港区より「承認決定通知書」が送付されます。
耐震診断を東京都建築士事務所協会港支部へ委託します。

01-3港区建築士事務所協会

東京都建築士事務所協会港支部の登録事務所が担当します。

02かべ設計スタジオ

03一般耐震診断調査

皆様のお住まいを訪問し、まずはお話を伺います。
内外壁、基礎、屋根、床下、小屋裏、内装等を目視にてチェックします。
設計図面と建物の現況を確認し、図面が無い場合には実測をします。
その際に、併せてリフォーム工事・バリアフリー工事・断熱工事が必要かどうかのご要望もお伺いいたします。

一般耐震診断調査イメージ(1) 一般耐震診断調査イメージ(2)

04報告書作成

報告書作成イメージ

現地調査の結果をもとに、専用ソフトにて診断します。壁量、壁の強さ、壁の偏り等を計算していきます。
耐震性を向上させる改修案もあわせて検討します。
(東京都建築士事務所協会港支部では、判定担当委員が診断内容をダブルチェックし、判定書が発行されます。)

04-2港区へ報告

港区へ木造住宅耐震一般診断報告書・完了報告書を提出します。

05お客様への結果説明報告

診断結果と改修案をまとめた報告書をご提出とともにわかりやすくご説明します。

06耐震改修工事計画の申し込み

重要事項説明後、設計・監理に関するご契約をして頂きます。

07詳細調査

再度現地調査にて一部の壁、床、天井等を剥がし、詳細に調査をします。

08耐震改修工事計画提案・見積書提出

詳細な現地調査にもとづいた改修工事計画をご提案します。
工事の使用材料・施工方法・工事の工程・概算見積書の説明をします。
※耐震補強工事にかかる補助金交付の対象となっている区市町村のお客様には交付申請の代行をいたします。(港区よりお客様に「助成決定通知書」が郵送されます。)

09耐震改修工事契約

工事内容、最終の見積書にご納得いただいた上で工事契約を工務店と締結して頂きます。
〈リフォーム工事・バリアフリー工事・断熱工事を含む〉

10耐震改修工事の実施

住みやすい段取りを考えて工事を実施します。当社では、重要なポイントごとに現場にて図面との照合、チェックを行います。

10-2完了報告書を港区へ提出

工事完了後、完了報告書を港区へ提出します。港区よりお客様に「助成金交付決定通知書」が郵送されます。

10-3区より助成金の支払い

11お引渡し

耐震改修後の建物の耐震性をご報告いたします。

補強の方法

耐震補強は建物における耐震性の脆弱な箇所を補い、外部や内部の壁、柱の耐力や剛性、
ねばり強さを向上させ建物の耐震性能を高めることです。
耐震診断の結果、住宅の耐震性能が不十分な場合、適切な補強を行う必要があります。

01基礎の補強

鉄筋コンクリートべた基礎の配筋 鉄筋コンクリート
べた基礎の配筋
L型の鉄筋コンクリート基礎型枠組み L型の鉄筋コンクリート
基礎型枠組み

基礎は建物の荷重を地盤に伝える大切な役割を担っています。
1981年以前に建てられた木造住宅では、玉石基礎や大谷石基礎、又は コンクリート布基礎でも鉄筋が入っていない基礎が大半を占めています。
この様な基礎では、土台の浮き上がりを防げず倒壊する可能性があります。
鉄筋の入っていないコンクリート基礎では、L型の鉄筋コンクリ―ト基礎を抱き合わせる方法や
立ち上がり(布基礎)部分と、それに囲まれた建物の下部全体を鉄筋コンクリート造の板状にしたもの(耐圧盤+立上り=ベタ基礎)とを一体化して補強する方法があります。

02腐朽部材の取替

蟻害、漏水による土台の劣化・腐朽 蟻害、漏水による
土台の劣化・腐朽
土台劣化部の取替 土台劣化部の取替

土台や柱、梁等の主要構造部材が腐朽していたり、白蟻の被害をうけている場合は、耐力が極端に低下してしまう為、取替が必要です。
台所、浴室、トイレ等の土台周り、雨漏りをしている箇所の柱、梁周りは要注意です。 湿気がたまりやすく腐りやすい箇所は防湿コンクリートを打ち、床下の通気を十分にとる等の 対策が必要です。

02床の補強

火打ち土台設置 火打ち土台設置

床には建物のゆがみを押え、地震などの揺れを壁に分散する役割があります。「構造用合板」や「火打ち土台」、「鋼製火打ち」などで補強します。

04壁の補強

部屋のコーナーに筋違いを設置 部屋のコーナーに
筋違いを設置
構造用面材による補強 構造用面材による補強

「筋違い」を配置したり、「構造用面材」を貼ることにより、耐震性を高めます。
ただ、壁の強度を上げればいいという訳ではなく、柱や壁の配置を考慮し、東西南北に耐力壁をバランスよく設けることが重要です。 片寄った壁の配置をすると、地震時に変形やねじれが生じて、建物の倒壊を まねく恐れがあります。

05接合部の補強

土台と柱の接合金物 土台と柱の接合金物 引きよせ接合金物(ホールダウン) 引きよせ接合金物
(ホールダウン)

耐力壁を新設することによって、その柱を上に持ち上げようとする大きな力が作用し、 土台や梁から柱が抜け出ようと働きます。
阪神大震災でも土台や柱との接合力の不足が指摘されました。
耐力壁の配置や強さに応じて接合金物を選定する基準に沿って、柱と横架材(土台・胴差・桁等)や筋交いを適切に金物で緊結します。
補強の際に壁や、床を剥がし構造部材が表らわしとなった既存部分も、接合金物により 必ず緊結します。

06屋根の軽量化

軽量屋根材 軽量屋根材

一般的に建物が軽ければ軽いほど揺れには強くなります。
実際、阪神大震災や中越地震でも重い瓦屋根の家は大きな被害を受けました。
しかし従来の瓦が一概に悪いとはいえず、雨音がしない、比熱が大きく断熱性に優れているなどの利点もあります。
平型スレートや、ガルバリウム鋼板などの軽量屋根材に替えることは耐震的に有利となります。

耐震補強の実例

耐震改修後にお客様から、車の通る揺れや洗濯機の揺れが少なくなったという声を耳にします。
『3.11』が発生する数日前に、工事完了をしたお客様からも、「耐震補強をしていてよかった。
大きな揺れの被害も無く無事でした」との声が寄せられました。
地震から家族を守るために、より安心して住み続けられる住まいをご提案します。

基礎をつくりかえる

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基礎は地盤から殆ど立上りのない無筋コンクリート造
土台から上部の建物を約1.1mジャッキアップし、立ち上りGL+400mmの鉄筋コンクリートベタ基礎につくりかえました。
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既存の基礎を撤去し、鉄筋コンクリートベタ基礎の配筋中。
(写真上部にはレールの上に乗った2階建ての建物があります)
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基礎のコンクリートを打設後、土台を敷き建物を降ろした状態です。
※写真をクリックすると拡大して表示されます。

和室の補強

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和室を取り囲んでいた障子の内側のコーナーに耐力壁を設置
真壁和室から大壁和室になり、モダンな印象に・・・。
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回廊から右和室を見ると障子の和室側に耐力壁が見えます。
障子を閉めれば、補強前と見た目はかわりません。
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思い出の床柱を既存のまま残し、後ろの壁は耐力壁としています。
床柱の左右は当初、床の間と押入になっていましたが、
飾り棚スペースとしました。
※写真をクリックすると拡大して表示されます。

屋根の形状変更と軽量化

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耐震的に不利な瓦葺き屋根
増改築を繰り返し、寄棟型と切り妻型の複雑な屋根形状でした。
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02
耐震改修に合わせ耐久性向上の為、屋根を簡単な形状に造りかえました。
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09
軽量屋根に葺きかえ完了。
※写真をクリックすると拡大して表示されます。

開口部での補強

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2階のバルコニーに面した掃き出し窓部分
採光を取り込んだまま、筋違いを表らわしにした補強例です。 部屋の明るさや通風は耐震改修前と変わりません。
畳と天井は一部を補修しました。
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住みながらの補強が可能な外部からの補強 開口部に鋼製ブレ-スを設置
<製品名:GDブレ-ス (株)グランデ-タ>
※写真をクリックすると拡大して表示されます。

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